JCGReport.006
税理士法人銀河 代表
禪定貞男(税理士)
コロナ禍で世界中に激震が走っている。
今だかって経験した事のない出来事であり、これを自分としてどう捉えるか記述したいと思う。
各種補助金や助成金については既に公知のことであり、敢えてここでは記載致さない。
コロナ禍をきっかけとして新たな社会を形成することになり、動き出すであろう。
現在の社会がego(国家のego、自己のego)に満ちており、それが引いては環境破壊をもたらしている。
地球温暖化の影響なのか、今年の日本の洪水被害も凄まじいものである。
最近では毎年のようにかってない自然災害がやって来る。
このままでは地球がもたないなと考える人も多くなると思うが、世界中、誰一人として解決することは出来ない。
神様は人間の心掛けが良くても悪くても普段はただ見ておられるだけだが、今回は御意思が働いたようだ。
目に見えない微細なウイルスにも人間は恐れ戦くのであるからこれまで我々は地球を我物と考え傲慢過ぎた。
科学的に言えばウイルスにはウイルスなりの存在意義があり、人間が地球に登場する遥か昔から生態系の中で、生物多様性の一員として進化を繰り返しており、他の生物の中で共生関係を築いてきたらしい。
地球上の生帯系バランスを維持する為にウイルスは存在しており、我々人間が、その生態を破壊し続け、
野生の生物とウイルスが生息するエリアの奥深くまで足を踏み入れた事で、ウイルスとの接触機会が増大し、今回の現象の主因となっているらしい。
我々も地球から恵みを戴く多様な生物の一員であり、全ての生物と共生関係が必要であると言うことが、
自覚出来る。
又、経済の面で言えば、
現在、各企業に於いて多大な困難が生じているところもあるが、本格的なAI時代を迎えるにあたり、
その業態において既に矛盾が内在しており、この時期に一気に表面化したとも見受けられる。
私達は今回、今更ながらではあるが透明性の重要性を学んだ。
これからは、物事に誤魔化しの通じない社会となり「ほんもの」を指向する企業を目指すべきである。
又、事業の再構築が必要であり、更にリモートワークが浸透する為、新たな労使関係が生成される。
ここでも共生が重要なキーワードとなる。
いずれにせよコロナウイルス問題とか経済崩壊は時間が経てば一時的には回復すると思うが、
何も根本的な解決はされない。
世界が大きく変わって行くのだから経済の有り方や人間関係(社会、職場、親子関係も含めて)において
大きな変化が生ずる事を我々は受け止めざるを得ない。
又、覚悟も要る。
幸いこの変革期に若い子供達が台頭してきた。
環境問題ではスウェーデンのグレタさん、日本の将棋会では藤井聡太君達である。
我々、大人がどうしても考えもつかなかった事を、こともなげに変革していく。
これは、一例であって次々に若い人が出てくることであろう。
彼らが新しい時代の担い手となり世の中を正しい方向に導くであろう。
まだまだ地球は捨てたものではない。
私達は、今まで学んだ事を自分の範囲内で自己を革新して行こう。
私は一燈照遇(小さな範囲で周囲に燈を灯す)の精神で仕事や生活をして行きたい!
税理士法人銀河
税理士 禪定 貞男
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